Sankei Net production technology
防虫網メーカーの製造工程と品質保証
三恵ネットの防虫網とは!?
一般家庭の窓についている網戸はポリプロピレン(PP)製の網です。
もっとも軽いプラスチックで引っ張り強度、圧縮強度、衝撃強度に優れており、表面硬度も高く、耐摩耗性もある素材です。
日光が当たる時間や網戸の開閉頻度によっても異なりますが、網自体の耐久年数は5年~10年程と言われています。
網の大きさをメッシュと言う単位で分類されます。
1インチ(2.54cm)の間にマスの数がいくつあるかを表しています。
つまり一般的な防虫網の大きさ18メッシュというのは、2.54cm間に18個マス目がある網ということです。
メッシュの数字は大きいほど細目になり、逆に小さいほど荒目になります。
近年では、より細目や機能性能の網なども開発されております。
色はグレーよりブラックのほうが眺望性がよいためブラックが主流となっておりますが、サッシの色に合わせてグレーも需要はまだまだあります。
メッシュの数字は大きいほど細目になり、逆に小さいほど荒目になります。
網戸はどうやって作られている!?
整径(せいけい)
当社は創業46年の老舗網戸メーカーとして網戸を開発・製造をしてまいりました。
防虫網は、ポリプロピレンのたて糸(経糸)とよこ糸(緯糸)で織り込みます。
たて糸はなんと 全長8.5km 総重量500kg もあるんです。
この長いたて糸を準備する工程を せいけい(整経) と言います。
検査に合格した原料の糸をクリルスタンド(糸を設置する台のようなもの)に一つ一つ手作業でセットします。
タテ糸は全部で2,000本あり、そこから大きなビーム(ボビンのような形)に巻き取る工程が せいけい(整経) です。
原料の糸にキズが無いか?巻き具合は良好か?などを確認していきます。
2,000本が一斉に巻き取られる様子は圧巻です。
Drawing the reed
Drawing the reed which adjusts the density of the warp.
The yarns are put into a slit, one-by-one by hand.
Weaving
Making the screen with warp and weft.
Weft is reeled.
There are several weavings to produce several kinds of screens.
The biggest machine is capable of producing screens of 3600mm width.
Lastly it is heat-treared.
We have competent engineers to adjust the machine.
Inspection
All screens are inspected before shipping.
防虫網を検査台にかけ、目視と弊社独自の欠点発見システム「機械検査システム」で検査します。
機械と人の目のダブルチェックを合格した防虫網に合格証を付けます。
機械検査システムとは!?
製織された防虫網をカメラで画像を記録しし、欠点(網目が均等ではない・・等、不完全な箇所のこと)を見つけるシステムのことです。
機械検査システムを使うことによって見逃し等のヒューマンエラーの撲滅、作業の効率化、品質の向上がはかります。
記録された画像に欠点が有れば、機械検査システムが自動で欠点として認識、欠点の種類を分類します。
記録された画像は、各検査台に設置されたQT(クオリティーターミナル※パソコンのモニターの様なもの)でデータを読み込み、検査しながら確認が可能です。
機械検査システムが欠点と判断した箇所で自動ストップするため、目視による検査の必要が無くなります。
これにより、検反のスピードがアップし、作業の効率化となります。
目視による検査も並行して行っております。
All screens are inspected by eye.
After inspection, the screens are cut at the requlation size.
Packing
Screens are put into a cardboard box and banded together to be stored before shipping out.
Screens are put into a cardboard box.
The screens are stored in the warehouse.
商品はバーコード管理され、開発・製造・検査・受注・出荷まで全て自社で行っております。
三恵ネットの品質管理体制
- 100%の目視検査(すべて人の目で検査をしている)
- 商品はバーコード管理され、開発・製造・検査・受注・出荷まで全て自社で行う
- 最新の機械検査システムでの検査
- 仕入れ品の出荷前検査